多焦点眼内レンズ
(選定療養)
多焦点眼内レンズは遠近両用メガネのように遠くも近くも見える眼内レンズです。
この5年ほどの多焦点眼内レンズの発展は目覚ましく、術後の満足度は高くなってきております。5年前までは2焦点レンズをうまく組み合わせて遠くから近くまで見えるように左右で眼内レンズの度数を若干ずらして手術するmix and match と呼ばれる特殊な方法で患者さんの望む見え方に応えておりましたが、現在では3焦点のレンズの登場で、遠方、中間距離、近方に焦点を合わせることが可能になり、特殊な技法を用いることなく、術後の満足度もより高いものになっています。
選定療養とは
選定療養とは、患者さんご自身が選択して受ける追加的な医療サービスで、その分の費用は全額自己負担となります。
令和2年4月より、術後の眼鏡装用率の軽減を目的とした多焦点眼内レンズを使用する白内障手術は、厚生労働省が定める選定療養の対象となりました。
当院は、多焦点眼内レンズの白内障手術を行う医療機関として届出をしています。
手術費用
多焦点眼内レンズを使用する白内障手術を受ける場合、当院では選定療養の費用として
通常の診療費とは別に以下の金額をご負担いただきます。
多焦点眼内レンズの種類 |
金額 |
三焦点レンズ (乱視矯正なし) |
300,000円 |
三焦点レンズ (乱視矯正あり) |
320,000円 |
連続焦点型多焦点レンズ (乱視矯正なし) |
330,000円 |
連続焦点型多焦点レンズ (乱視矯正あり) |
350,000円 |
多焦点眼内レンズの対象となる患者様には診療時に詳細をご説明致します。